新米ができました!新潟県を中心においしいお米の通販情報を紹介しています。

国内有数の米産地が塩害に

 東日本大震災の津波に伴う塩害などで、宮城県内の水田約1万ヘクタールが春以降、作付けできない見込みであることが4月2日、県の調査で分かった。東京ドーム約2100個分の面積に相当する。農林水産省は塩害としては「過去に例のない規模」としている。
 津波で大きな被害を受けた岩手、福島両県でも水田の作付け不能区域が広がる可能性がある。JA福島は、塩害や原発事故の影響で最終的に県内の水田1万ヘクタール以上の作付けが難しくなると推計している。用水路などの農業用施設も震災で被害を受けており、作物の作付けが本格化する時期を前に、国の総合的な農業支援が急務となる。

 宮城県は、ひとめぼれやササニシキの産地として知られる全国有数のコメどころ。今回の塩害は昨年のコメの作付面積約7万3400ヘクタールの約14%にあたる。県は一部田んぼの転作を取りやめ、生産量確保を目指す。

 仙台市とJA仙台などは、沿岸の水田で土壌の残留塩分濃度を調査している。被災から1週間以上も海水が引かなかった水田もある。これまでの調査では、仙台市内の一部水田で基準値の10倍近い濃度の塩分が検出された。

 土中の塩分濃度が高いと作物が育たずに枯れるなどの影響が出る。このため真水で薄めたり、土を入れ替えるなど、塩を取り除く作業が必要になるという。また水路の損壊があるので簡単には整わないだろう。再び環境を整えるには長期に渡って農地を整備する必要があるが、融資を受けたとしても立て直すだけの余力がある農家はほとんどいない。ただし内陸部は塩害の被害はないこともあり、今期の生産量に大きな影響はないと予想されている。